欠点があっても、いいじゃないか。

先週の金曜に地元のTVのお天気コーナーをぼんやり見ていると、アナウンサーが「明日は中秋の名月であり満月でもあります。満月になる時刻は18時59分です」というのを聞いて、

「えっ、満月って時刻があるの」と驚愕してしまった。そんなこと学校で習った記憶はないなあ・・・。ということで調べてみると、満月とは月と太陽の黄経差が180度となること、あるいはその瞬間。つまり、太陽と全く反対側にあるので、均等に太陽の光が反射するので真丸に見える。

なるほど、じゃあその瞬間を見てやろうと思い撮影もしました。確かに、とても綺麗でしたが撮影すると何か満足できない。少し前に撮った、少し欠けた月の方が、なんか良いな。人間も完璧より、少し欠けたところがあったほうが魅力的なんじゃないかな、と勝手に思っています。

満月の少し前の中秋の名月 (令和4年9月10日 18時33分に撮影)

The 満月(18時59分撮影)

9月6日に撮影 月齢9.8 輝面率 79%

 

子供を守りたい

自分の子どもを、大切に大切に育てても怪我などさせずに全く無傷のまま大人にさせることは奇跡に近いと思う。僕の足には子供の頃に鍋をひっくり返してできた火傷があるし(嬉しくてテーブルの周りを走り回っていて自分でひっかけたらしい)、娘も2歳くらいの頃、僕がテーブルの上に彼女を立たせて、一瞬目を離したら顔面から床に落ちてしまったことがある(幸い怪我はなかった)。

最近、2歳の子が家を出て行方不明となり、海で遺体となって発見されたという痛ましい事件があった。親の注意不足と言ってしまえばそれまでだが、子供の行動は時に親の想像を超えることはよくある。

昨年のとある日の朝、僕は車を運転し職場に向かっていたところ、3歳くらいのパジャマ姿の男児がトコトコと彷徨い歩いているのを見た。左右の確認もせず道路を横断しはじめたので、これは危ないと思った僕は車を脇に止めその子を抱き抱え警察に保護してもらった。その後、報告はないが、無事に育ってくれていることを心から願う。

そして、これは余談ではあるが、数年前の夜中1時頃、車を走らせていると、左方向に、ヘッドライトに照らされた真っ白の生物を発見し、通りすがりに目が合ってしまった。「とうとう(幽霊を)見てしまった」と一瞬思ったが、「そんなはずはない」と思い返しUターンして再確認。全裸の徘徊老人だった。しかも女性。ちょっと躊躇ったがたまたま車に積んであった、クリーニングしたてのジャンパーを着せてあげ一緒に警察の到着を待ったという思い出がある。

さて鳥の話。北海道で燕を見た記憶はない。こちらでも顔などまじまじと見れることはなかったが写真に撮ると表情がわかっていいね。

凛々しいお顔。

可愛いけど、糞の始末が大変だな

 

カワラバトとの会話

 ある日の午後、自宅から少し離れた公園のベンチに座って何気なく池の中の石の上でじっとしている亀を見ていると、突然どこからかやってきた4羽の鳩が僕から見て右の方10mくらいの距離の通路に降り立ち、ゆっくりと僕の方に向かって歩いてきた。僕は彼らの様子をじっと観察していたが、彼らは僕を全く警戒する様子もなく、全員で一歩一歩距離をつめてきた。1mくらいまで近づくと、先頭にいた鳩が僕に語りかけた。

 「お前さんかい?鳩の綺麗な写真を撮りたいって言っていたのは?」僕は驚いて目を見開く。

 「別に驚くことはないさ。キジバト太郎に聞いたんだ。ほら、前に電線に止まっていたところをお前さんが撮影したキジバトさ。お前さんが、キジバトの美しい姿を撮りたがっているのを聞いて、俺たちだって結構綺麗だってところを見せたくてここに来たってわけさ。ずいぶん探したんだぜ」

「あ、あ、ありがとうございます。カワラバトさんて、口がきけるんですね」

 「当たり前だろう。オイラを誰だと思っているんだ。ほら、俺たちもそんなに暇じゃないんだ。さっさととりな」その鳩はポーズをとるためじっとしてくれたようで、僕は、慌ててカメラを取り出しシャッターを切る。

 「どうだい、うまく撮れたかい?」

 「な、なんとか。」

 「それはよかった。あんたのblogにアップしてくれよ」

 「わかりました。今日は本当にありがとうございました。」

 「礼には及ばんよ」と言って鳩たちは颯爽と飛び去っていった。半分くらい本当の話。

近づいてくるカワラバト達(公園にて撮影)

語りかけてくるカワラバト(公園にて撮影)

ポーズをとるカワラバト(公園にて撮影)

公園にて撮影

 

雨を呼ぶ鳥

 大人の国民の90%位は、スワンが白鳥だって事を知っているだろうけど、ヘロンがアオサギだって知っているのは1割に満たないだろう、というのが僕の勝手な推測である。でも山下達郎氏が歌う「ヘロン」は、BeerのCMにもなっていたので、50代以上なら国民全員が耳にしたことがあるに違いない。

 何を隠そう、僕はバードウォッチングを始めてから、「ヘロン」が女性の名前ではなく、アオサギである事を知った。あらためて歌詞カードを確認すると、次のようになっていたので驚愕した。

 

 かないでヘロン 雨を呼ばないで

 

 決して「かないでヘロン」、ではなかったのである。

 雨の中のアオサギを撮ってみた。アオサギが鳴きながら飛ぶと雨を呼ぶらしいが、この日それを初めて経験した。雨の日のバードウォッチングも悪くない。

頭が濡れていますがたたずみます(公園にて撮影)

公園にて撮影

公園にて撮影

カメラ目線

 

カルガモはずっと見ていても全く飽きないね

 ある日の早朝、自転車に乗って自宅近くの小川に差し掛かり、橋からふと下をのぞくと、カルガモがとっても小さな子供たち4羽を引き連れて、おそらく餌の取り方を教えている所に遭遇した。子供たちは親のそばでちょこまか動き、親は離れないよう子をguardしながら岸に沿って川の流れに逆らって移動していた。そんな光景にひどく胸を打たれるのは歳をとったからなのか親であるからなのか。

 一緒にいた娘に、「ほら見てごらん。カルガモの親子がいるよ」と最近までカモの種類など全くわからなかった父親が得意気に教えてあげる。娘は、チラッと見るも朝早くに叩き起こされて眠いのもあってかあまり関心を示さない様子。

 これまで娘には、口うるさくあれこれ言ったり、感情的に叱りつけたりすることが多かった。それによって、娘も癇癪を起こしがちになり伸び伸びと育つことができなくなってしまっているのかもしれない。生きていくための、必要最小限の事を示してあげればいいのかな。

仲良く二人で川縁を歩く(7月に郊外で撮影)

早朝の水田での餌とり(7月に郊外で撮影)

水浴び(8月に公園で撮影)

水浴びからの立ち上がっての羽ばたき(8月に公園で撮影)

羽繕い(8月に公園で撮影)

潜って餌をとる(8月に公園で撮影)

 

一生懸命に鳴く鳥

 先日、部下がある上司の暴言に耐えかねて配置転換してしまった。自分も一緒の部署であり優秀な部下だったのでとても断念だ。でもこれは自分の態度も見直す必要があると強く感じた出来事だった。僕は、これまで喜怒哀楽の感情を表に出すことは良いことだと思ってやってきたが、歳をとって怒の感情がやけに突出するようになって自己嫌悪に陥ることが多い。自分の感情をcontrolするのはとても難しく、でも気を付けないとpower harassmentとなって相手の人生をも変えてしまうかもしれない。

 

 さて鳥のお話。このお方も、朝に限らず家の周りでいつも鳴いている。電柱のてっぺんやantennaの上など高いところに留まっており、颯爽と飛びまわる。双眼鏡で見ると頭の毛がとげとげしているので容易に見分けがつく。

 先日、一生懸命に鳴いている姿を撮影できたのでupしたい。鳥に癒されて優しくなれるといいな。

 

2022年7月某日 自宅近くで撮影

 

 

横顔

カメラ目線

ヒヨドリ豆知識】

富山県砺波市の市の鳥に指定されている。グッズがあれば欲しいな。

・農業害鳥であり駆除の対象となる。あるblogでジビエとして食べ美味かったと記載があった。僕は絶対食べない(食べれない)けど。

チーチースカパー と鳴く鳥

 どこからともなく聞こえてくる鳥のさえずり。癒し効果がありとても心地良い。中でも、ほとんど毎朝、家の近くで鳴いていて、一体お前は誰なんだ、とずっと思っている鳥がいた。そのさえずりは僕の耳には「チーチースカパー、チーチースカパー 、チーチースカパー  」と確かに聞こえる。

 

 数年前のある日、娘と県立博物館に行った。大きな森の様子が展示されており、その中に何種類かの野鳥が潜んでいるのだが、展示の前に備えられたスイッチを押すと鳴き声が聞こえ、スポットライトがその鳥に当たる仕掛けとなっているのだ。

 

 僕は順番にスイッチを押していくと、何番目かであの聞き慣れた「チーチースカパー 」のさえずりが・・・。そして、スポットライトの方向を見ると1羽の鳥が現れた。

 

 「お前だったのか・・・」僕は思わずつぶやいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8月某日 自宅近くで撮影

郊外で撮影 全員キジバト

キジバト豆知識】

・ヤマバトともいうらしい。

・雌のキジの色に似ているからキジバトというらしい。雌のキジは見たことがない。

・英名は、Eastern(Oriental) turtle dove 主翼の模様が亀に似ているから?

・日本の切手になっている。しかも3種類もある。日本人に愛されているのか?



 いつか切手の図柄や図鑑のような綺麗な色をしたキジバトの写真を撮りたいものだ。